近頃は過度な葬儀を抑え、小人数で行う家族葬が多くなってきました。
家族葬とはどんな葬儀?
家族だけでやる葬儀なの?
家族以外は呼んだらだめなの?
と疑問をお持ちの方に、家族葬とはどんな葬儀かご説明します。
家族葬とは?どんな人が参列するの?
家族葬とは、参列者は家族や親族、親戚、親しい知人などの近親者だけで、儀礼的な近親者以外の弔問や参列を無くした葬儀です。
家族葬に参列する人数には特に決まりはなく、喪主や施主が参列者を決めることになります。
参列人数はおおよそ20名程度が多いようです。
少人数のため、故人に想いいれのある方達が落ち着いて故人とのお別れができ、葬儀係員の人件費や通夜振舞い、引き出物、香典返しなどの費用も人数が少なくなるので低額になります。
ただし、一般の葬儀を小人数にしたものなので、祭壇、通夜、告別式、火葬、寺院へのお布施などは通常と同じく行うので劇的に安くなる訳ではありません。
例えば一般の葬儀金額御布施抜きで90万円だとすると、家族葬は60万円位というのもあるようです。
家族葬を選ぶ理由には、故人の遺志がひっそりとした葬儀を望んでいた、近親者のみで静かに見送りたい、遺族が高齢で儀礼的なことを簡素化したい、葬儀の予算をなるべく抑えたい、近隣との付き合いがあまり無いなどがあります。
スポンサードリンク家族葬の喪主側のマナーは?香典の取り扱いは?
家族葬を行う側のマナーは、
・来てほしい親族、親戚などに直接電話連絡や案内をし、家族葬で行うことを告げます。
・町内会へ連絡する場合は、家族葬で行うことを伝え、香典、弔問、香典、供花、供物を辞退する場合はその旨をはっきり伝えます。
・故人が現役であれば、職場の同僚に連絡をして家族葬で行うことを伝え、香典辞退や会葬はご遠慮願うことを鄭重に告げます。
・これらをはっきり伝えないと、訃報を知った人は参列や香典の取り扱いの判断に困ることになりますので重要です。
・故人が職場を退職した後で、会社と特に付き合いが無ければ、連絡をしなくてもよいでしょう。
・万が一弔問に訪れてきた場合は、無下に追い返すことはしないで、弔慰や香典は有難く受け取り応対します。
・弔電が来た場合は、そのまま有難く受け取ります。
・葬儀内容は一般の葬儀と同じです。自分だけの判断で葬儀内容や読経などの省略を行わないようにしましょう。
・後日に弔問客が訪れることがありますので、香典返しを余分に用意しておきます。
家族葬での香典は?職場の場合と親戚の場合はどうする?
家族葬の場合は会社の方には、香典辞退や参列のお断りをします。
原則として職場の人の参列はありません。
もし参列したいとの要望があった場合、身内だけで行う旨を話し鄭重にお断りするか、職場の代表として数人だけ参列してもらうこともあります。
参列してもらう親族、親戚には香典辞退を伝える必要はありません。
家族葬の場合でも親族、親戚からは有難く受け取ります。
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