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二十四節気・春分とは?いつ?意味やお彼岸や行事や手紙は?

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ぼた餅

「春分の日」というと嬉しいお休みの日、
ということで「二十四節気のひとつである」
と考えていなかったりするものです。

その日が日曜日にあたると月曜日は振替休日になりますから、
いよいよラッキーということでどういう日なのか
考えてみることもありませんね。

でも春分はきちんと調べてみると
いろいろと面白い日なのです。

朝礼の「小スピーチ」などのネタに困っている人にも
使えそうな事がたくさんあります。

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目次

二十四節気・春分とは?いつ・期間・暦ではどうなるのか

二十四節気の春分は
3月20か21日ごろとなります。

啓蟄から数えて15日目ごろとなり、
次の節気である清明までの期間です。
3月20日頃から4月3日ごろまでとなっています。

この日を境として段々昼の時間が長くなり
夜が短いということになります。

「昼と夜の長さが同じになる日」
とも言われていますが、
実際は昼のほうが少し長いそうです。

「春分の日」は国民の祝日となっていますが、
毎年同じ日ではありません。

これは天文観測することによる
「春分が起こる日」により
「春分の日」が決定されるからです。

日本では国立天文台が作成する「暦象年表」に基づいて
閣議により決定されます。
正式な発表は前年の2月に官報によって
公表されることとなります。

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二十四節気・春分の読み方と意味は?海外での意味

「春分」の読み方は「しゅんぶん」となります。

意味は太陽が黄径0度(春分点)を通過した瞬間です。
春分の日は「その瞬間がある日」となります。

日本では「自然を称え、生物をいつくしむ日」
ということになっていますが、
外国でこの日が祝日になっている国はありません。

けれどもヨーロッパでは
「この日から春が始まる」とされています。

また、春分と秋分の日だけに
「特別な現象が起きる」遺跡は世界各国にあります。

有名なのはメキシコにあるマヤ文明の遺跡、
チェチェン・イッツァです。

春分の日と秋分の日に
羽を持つ蛇の神ククルカンが
(ケツァルコアトル)
ピラミッドに舞い降りる、
とされています。

太陽が創り出す影のために
ピラミッドの側面に蛇の身体が現れて
ピラミッドの下の部分にある
蛇の頭にあたる石像と繋がってみえます。

本当に蛇の神様が舞い降りてきたような
不思議な光景を目にすることができます。

この他にも世界各国には
春分・秋分の日だけに
太陽の光が射し込むように設計された
石室のある遺跡などがたくさんあります。

ネットどころかテレビやラジオもない大昔に
世界各国・様々な地域の人々が春分を知っていて
それぞれが特別な意味付けをしていたということは
驚くべきことですね。

春分の頃の行事や行事食やお彼岸について!手紙などの挨拶文の例文

春分の時期は春のお彼岸の中日ごろにあたります。

「彼岸」は雑節のひとつで
春分・秋分の前後3日間をあわせた
7日間をさします。

最初の日を「彼岸の入り」
最後の日を「彼岸明け」とよび、
春分・秋分はそれぞれ「彼岸の中日」となります。

極楽があるとされる方角は「西」であるために
太陽が真西に沈む春分の日はご先祖に感謝し、
供養する日ともなっています。

この日にお墓参りをするという家庭も多いでしょう。

お彼岸に関連して連想される食べ物には「ぼた餅」があります。
「おはぎ」といったほうがピンとくる、という人が多いかもしれません。

最近では有名なお菓子屋さんも登場して
お彼岸に関係なく楽しめる
人気の和菓子ともなっています。

ぼた餅もおはぎも実は同じ物です。

春は牡丹の花をイメージして
「牡丹餅」
秋は萩の花をイメージして
「御萩」と名付けられた、
という説が最も一般的でしょう。

また、こしあんと粒あんの違いについては
秋はその年収穫された新しい小豆を使うため
皮が柔らかい小豆を使うことができます。

あんこにするときにもわざわざ皮を取り除く
という手間をかけずにすむため秋のお供えには粒あん使った。

春は前年に収穫した小豆を使うため皮が固いことから
小豆の皮を取り除くこしあんを使った、
という説があります。

今は保存技術のおかげで粒あんもこしあんも
季節に関係なくどちらも美味しいものがたくさんあります。

お彼岸の時期になると和菓子屋さんで購入することも
簡単ですが、自分で作ってみるのもいいですね。

レシピはネットで検索すると
たくさん見つけることができます。

煮た小豆をあんこにするときには
水分を飛ばし過ぎないようにしましょう。
水分の少ない白く固まった固いあんこになります。

もし固くなってしまったらもう一度お湯を足して
練り直せば大丈夫です。

なお、小豆の赤い色は
災いを払ってくれるとされています。
春分のころに牡丹餅をお供えしたり
食べたりすることは運気を上げてくれるという話もあります。

小豆は美容にもいい成分がたくさん含まれています。
和菓子よりも洋菓子のほうがいい、
という人もせっかくのチャンスですから
小豆菓子を楽しんでみてください。

この時期の挨拶文には
「春分の候」があります。

普段使いとしては
「春分を過ぎ、ようやく春らしくなってきました。」
「春の光も一段と明るくなり、過ごしやすくなりました。」
「暑さ寒さも彼岸までといいますが、
春のお彼岸を迎えてより暖かさが増してきました。」などが使えます。

節気の春分は次の「清明」までの期間
ということになりますから、
「春分~」という挨拶を使うのは
「清明」まで、ということに気をつけましょう。

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