二十四節気・小満とは?いつ?意味や行事や旬の食べ物は?
二十四節気には普通のカレンダーに
表示されていることもあまりなくて
目にする機会がないものもたくさんあります。
和暦カレンダーなどで
二十四節気をきちんと表示してあるものでも
実際に文字を見てもどんな意味かわからない、
という節気も多いですね。
「小満」もそういう節気の一つではないでしょうか。
面白いことに「小満」はあっても
「大満」というものはないので
余計に意味がわかりにくい、
ということもあるかもしれません。
小寒があって大寒があり
小雪があって大雪があるのに
どうして「大満」はないのかな、
と気になるといえば気になるものでもあります。
二十四節気・小満とはいつ・期間としては?暦上のことなど
小満は先の節気である
立夏から数えて15日目ごろの
5月20日・21日ごろになります。
期間として「小満」は
5月20日ごろから6月4日ごろ
となります。
暦のうえでは夏ということになりますから
汗ばむような気温になることも
多くなる時期でもあります。
日中の最高気温が25度を超える「夏日」とされる日も
少しずつ多くなってくる時期でもあります。
天気予報で「今日は夏日になりました。」
という話を聞くことも多くなってきます。
ちなみに夏日と似た
「真夏日」は日中最高気温が
30度を超える日。
「猛暑日」とは日中最高気温が
35度を超える日。となります。
二十四節気・小満の読み方と意味や行事
「小満」は「しょうまん」と読みます。
気候が良くなってきてあらゆる動植物が
ぐんぐん成長し始める時期・
成長の気が天地に満ち始める時期という意味です。
もうひとつ、面白い説があります。
秋に撒いた麦の種が穂をつける時期です。
麦の穂が出始めたことを確認して
「今年もきちんと育っている」と
一安心、「小さい満足をする」
といったことから「小満」となったというものです。
なんとなくこちらの説のほうが
わかりやすい気がしたりしますね。
この頃は衣替えの時期でもあります。
衣替えは断捨離にいいタイミングともえいます。
断捨離のコツはサイズが合わなくなった
今シーズン全く着ることがなかった
2,3年着ていない
型崩れしたり・劣化がはっきりとわかる
というものはもったいないと思っても
思い切って処分することだそうです。
収納スペースには限りがあります。
今自分が使うものと処分するものを
整理するいいチャンスでしょう。
整理しているときに
どうしても処分する決心がつかないものは
「迷い箱」など用意して後でもう一度考え直してみる
などとすれば後悔のない断捨離ができそうです。
小満の時期の旬の食材や季節の挨拶など
らっきょう
ソラマメ
麦
アスパラガス
ニンニク
シソ
グリンピース
枇杷
夏ミカン
カツオ
車エビ
キス
サザエ
などがあります。
大きくて味にもコクがあるソラマメは
塩ゆでする、という簡単な調理法で
ぜひ楽しんでほしい食材です。
たんぱく質も豊富ですが、カリウムも豊富です。
この他鉄分・リン・マグネシウムなどの
ミネラル類も豊富に含んでいます。
ビタミンBやCも含んでいるので
女性には嬉しい食材です。
美味しく食べるにはやはり新鮮さが大事なので
買う時にはサヤに入ったままのものを
選ぶようにしてください。
この時期の時候のあいさつには
「美味しいソラマメが出てくる時期になりました。」
「暦の上ではもうすっかり夏となりました。」
「小満を迎え夏の気配を
よりいっそう感じる頃となりました。」
などが使えます。
外は暑さも増してくる時期です。
だた最近は空調設備が整ったところがほとんどで
衣替えなどで夏服になっても
肌寒く感じることもあるかもしれません。
季節の変わり目は油断から体調を崩すことも多いですから
UV効果のあるような薄手のカーディガンや
スカーフなどの準備も考えてみるといいでしょう。