日本酒の甘口と辛口の違いは?ひやおろし、山廃とは?オススメ銘柄

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お酒

日本酒は、日本のアルコール人気では、ビールに次いで2位の人気を誇っています。
そして、現在では日本各地で地酒などが造られ、多くのファンが飲酒を楽しんでいます。
その日本酒には、どんな種類があるのでしょうか?
また、その中でも人気の銘柄やおすすめの日本酒をご紹介します。

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目次

日本酒とは?

日本酒は日本の古代から存在し、祝い事や儀式、供応、嗜好品として発展してきました。
現在の日本酒の定義では、米、米麹、水などが原料の「清酒」とされています。
清酒は、酒税法で定められており、次の要件があります。
・米、米麹及び水を原料として発酵させ、こしたもの
・米、米麹、水及び清酒かす、その他政令で定める物品を原料として発酵させ、こしたもの(その原料中当該政令で定める物品の重量合計が、米(麹米を含む)の重量の50%を超えないもの)
・清酒に清酒かすを加えてこしたもの
・アルコール分が22度未満のもの
この日本酒に似ているけど定義に当てはまらないものとしては、合成清酒(料理酒など)やどぶろくがあります。

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日本酒の酒類一覧は?

日本酒の酒類と簡単な説明は、次のとおりです。
参考(国税庁):
https://web.archive.org/web/20120502150321/nta.go.jp/shiraberu/senmonjoho/sake/hyoji/seishu/gaiyo/02.htm

・純米大吟醸酒・・・原料:米・米麹・水。精米歩合:50%以下。吟醸造り、固有の香味、色沢が特に良好。獺祭、久保田、菊正宗、醉心稲穂、村祐「黒」、上善如水など。
・純米吟醸酒・・・原料:米・米麹・水。精米歩合:60%以下。吟醸造り、固有の香味、色沢が良好。梅錦、亀泉、廣戸川、八海山、真澄、福寿、雪の芽舎、南部美人など。
・特別純米酒・・・原料:米・米麹・水。精米歩合:60%以下、特別な製造方法(要説明表示)。香味、色沢が特に特に良好。山田錦、梵、大山、酔鯨、飛露喜など。
・純米酒・・・原料:米・米麹・水。精米歩合:-。香味、色沢が良好。東光、李白、新政エクリュ、花の舞、大七、菊姫など。
・大吟醸酒・・・原料:米・米麹・醸造アルコール、水。精米歩合:50%以下。吟醸造り、固有の香味、色沢が特に良好。北秋田、八海山、越後桜、月桂冠、黒龍など。
・吟醸酒・・・原料:米・米麹・醸造アルコール、水。精米歩合:60%以下。吟醸造り、固有の香味、色沢が良好。久保田千寿、出羽桜桜花、磯自慢など。
・特別本醸造酒・・・原料:米・米麹・醸造アルコール、水。精米歩合:60%以下または特別な製造方法、(要説明表示)香味、色沢が特に良好。八海山特別本醸造、立山など。
・本醸造酒・・・原料:米・米麹・醸造アルコール、水。精米歩合:70%以下。色沢が特に良好。大関、讃岐くらうでぃ、極上宮の雪、加賀の月など。

日本酒、甘口辛口の違いは?

日本酒の味には甘口、辛口という表現がありますが、実際には砂糖などのように甘いとか、辛子のように辛いというものとは違います。
日本酒度と酸度の数値を基にして甘口、辛口という言い方をします。
・日本酒度・・・日本酒の中の糖分を中心とした成分の量が平均は0.0~+0.5ですが、これより下の数値の場合甘口で濃醇な味わい、上の数値の場合は辛口で端麗な味わいになることが多いですね。成分表を見ると日本酒度として、+5とか-5などの数値が記入されています。
目安は、甘口-6~-2、辛口+2~+6で、数値が大きい方がより甘口、辛口になります。
・酸度・・・日本酒の中のクエン酸、リンゴ酸、コハク酸などの酸の量で、酸度が多いと辛口、少ないと甘口になることが多いです。
数値により甘口、辛口と言いますが、実際には飲む人の飲みやすさや好み、体調によって微妙に甘辛の感覚は異なります。

日本酒でのひやおろし、山廃とは?

日本酒の製法の中の「ひやおろし」「山廃」という言葉について、ご説明します。
ひやおろし・・・冬期間に醸造した日本酒を春先に一回だけ加熱殺菌を行い、その後春夏の間酒造で貯蔵・熟成させ、秋の涼しい時期に出荷する酒のことを言います。滑らかで、まろやかな口当たりになるとファンには評判の製法です。
・山廃・・・正式には「山卸廃止?仕込み」と言います。山卸という酒母を作るタンクに入れる蒸米をあらかじめすり潰す工程を廃止することで、麹による酵母のアルコール発酵を促して日本酒を作る工程です。濃醇な味で香りも奥行きがあり、水で割っても日本酒の味がします。

おすすめの日本酒銘柄は?

・獺祭純米大吟醸45(山口県旭酒造)・・・純米大吟醸。原材料:米、米麹、水。精米歩合45%。アルコール度16%、味わいは中辛口で少し甘みがあります。口当たりが良く、日本酒の初心者でも飲みやすいお酒です。純米吟醸酒以上のランクでは、日本で最も出荷されている日本酒です。価格:1,800mll,650円(税込)~。
・久保田萬寿純米吟醸(新潟県朝日酒造)・・・純米大吟醸。原材料:米、米麹、水。精米歩合50%。アルコール度15度。味わいは、ふくらみのある旨味や香りが華やかで濃厚です。魚介の天ぷらや鯛めしなど、上品な料理にピッタリのお酒です。価格:1m800ml8,110円(税別)
・梅錦純米吟醸 原酒「酒一筋」(愛媛県梅錦山川)・・・純米吟醸酒。原材料:米、米麹、水。精米歩合60%。アルコール度16.9%で、他の日本酒に比べると高い方です。味わいは甘口で濃厚な香りと強い酸味のバランスが良く、古くから梅錦の黒ラベルとして知られています。価格:1,800ml2,951円(税込)
・花の舞特別純米酒(静岡県花の舞)・・・特別純米酒。原材料:米、米麹、水。精米歩合60%。アルコール度14.5%。味わいは中辛口ですが、酸味とのバランスは良いです。価格1,800ml2,285円。
・李白(島根県李白酒造)・・・純米酒。原材料:米麹、水。精米歩合:68%。アルコール度14%。アルコール度14%。味わいは辛口ですが、爽やかでサッパリしているので、女性にも人気がある日本酒です。冷~常温までがおすすめです。価格:1,800ml2,200(税込)。
・大吟醸越後桜(新潟県越後桜酒造)・・・大吟醸。原材料:米、米麹、醸造用アルコール、水。精米歩合:50%。アルコール度15.6%。味わいは辛口で滑らかな口当たりです。冷やぬる燗がおすすめです。価格:1,800ml2,448円(税込)

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