美味しい食べ物の中に、卵かけご飯をあげる方は多いと思います。
シンプルでありながら優れた栄養を秘めた卵!そのままでも良く、茹でても良く、焼いても美味しい卵の魅力に迫りましょう。
卵の栄養についてまとめましたので、ご紹介します。
卵の栄養素、栄養価を教えて?黄身や白身は?
良く卵は栄養の優等生と言われます。その卵の栄養成分は、
全卵
生の場合:100g当り文部科学省食品成分データベースより
カロリー 151kcal たんぱく質 12.3g 脂質 10.3g ナトリウム 140mg カリウム 130mg カルシウム 51mg リン 180mg 鉄分 1.8mg ビタミンD 1.8μg
葉酸 43μg コレステロール 420mg
黄身(生)100g当りと白身(生)を比較
主な成分は
・カロリーは黄身 387kcal 白身 47kcal ・たんぱく質は黄身 16.5g 白身 10.5g
・ナトリウムは黄身 48mg 白身 180mg ・カリウムは黄身 87mg 白身 140mg
・カルシウムは黄身 150mg 白身 6mg ・リンは黄身 570mg 白身 11mg
・コレステロールは黄身 1400mg 白身 1mg
卵にはどんな効果・効能があるの?卵1個で摂れる栄養は?
卵にはたんぱく質を始め、人間のエネルギーとなる多くの栄養がバランスよく含まれています。
主とした栄養の効果効能は、
・カロリー・・・生命活動に必要なエネルギーの指標ですが、1日に必要な摂取量は成人女性2,000kcal、成人男性2,500kcalとされています。卵1個だと約90kcalなので、気にする程の値ではありません。
・たんぱく質・・・筋肉・臓器などを構成する成分として必要です。酵素、抗体、ホルモンの原料
となります。貧血予防、免疫作用、老化予防などに効果があると言われます。
・カリウム・・・ナトリウムと共に浸透圧を維持し、ナトリウムによる血圧上昇を抑制します。老廃物の排出や筋肉の収縮を促す働きがあります。
・カルシウム・・・黄身にほとんどの量が含まれ、健康な骨や歯を作ります。骨の強度を増すとも言われています。
・リン・・・カルシウムやマグネシウムと共に骨や歯を作ります。脂質の代謝に必要です。
・葉酸・・・赤血球や細胞の生産や再生を助け、体の発育を促します。
・コレステロール・・・細胞膜、各種ホルモン、免疫力の向上に重要な栄養素です。
卵にはコレステロールが多く含まれ体に悪いのでは、という話を良く聞きますが、コレステロールで悪いのは悪玉コレステロールであり、健康な方で現在コレステロール値に異常がなければ、
一日3個程度なら食べても血中のコレステロール値には問題がないと言われています。
ただし、高脂血症やコレステロール値が高い方は、1日1~2個以内に抑えた方が良いでしょう。
卵1個の栄養価は、卵1個約60gなので、100g当りの栄養価に0.6をかければ値がでます。
卵を加熱するとどうなるの?
生卵と茹で卵の栄養の変化を、食品成分データベースで比較すると、栄養価は大きな変化はありません。
卵1個分(60g)で比較すると、たんぱく質で生7.4g、茹で7.7g・ナトリウムで生84mg、茹で78g・葉酸で生26μg、茹で21μg程度になります。
消化については、半熟、生、卵焼き、硬茹での順で食べると良いと思います。
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