投資などのニュースの中で、s&p500と言う言葉を聞くことがありますが、s&p500とは一体何のことなのでしょうか。
投資信託をするには、s&p500が良いと聞くこともあり、気になりますよね。
そのs&p500の基礎知識について、投資信託を始めようとする初心者の方にも、わかりやすく解説します。
s&p500とは?株価指数とは?
s&p500(エスアンドピーファイブハンドレット)とは、アメリカの格付け会社(S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス)が算出しているアメリカの代表的な株価指数で、アメリカの三大証券取引所である、ニューヨーク証券取引所やNASDAQ、NYSEAMERICANに上場している構成銘柄から大型株500銘柄の株価を基準として算出されています。
株価指数とは、株式の相場を表す数値ですが、s&p500では時価総額加重平均型株価指数として、500の銘柄の時価総額合計を基準となる一時点での時価総額合計で割り算したものを採用しています。
現在の時価総額が過去のある時点での総額と比較して、どの程度増えたか減ったかを知ることができるのです。
世界の多くは、時価総額加重型の物価指数を採用しています。
例としてこの物価指数を表すと、次のようになります。
ある基準日:時価総額20億円
4月1日:株価500円×2,000万株=時価総額100億円 100億円÷20億円×100=500ポイント
4月3日:株価600円×2,000万株=時価総額120億円 120億円÷20億円×100=600ポイント
株価の動き=600÷500=1.20 ポイントが20%上昇 となります。
s&p500と連動している銘柄の配当利回りは?
s&p500と連動している投資信託はインデックスファンドと呼ばれ、s&p500の動きに連動して運用されるので、値動きの状態を確認しやすいメリットがあります。
また構成銘柄の500社の中には、マイクロソフト、アップル、Amazon、Googleなどを始め、厳しい基準をクリアした大企業が選定されているので、安心感がありますよね。
配当利回りは、過去30年をみると年利平均10%、過去10年間では平均13%という実績なのです。
例えば過去30年前から毎月1万円を積立していたと積立シュミレーションをすると、
元本=1万円×12か月×30年間=360万円
平均利回りを10%で複利運用すると、約2,260円になります。
ただし、未来において平均10%になるかは、誰も保証できないのでご理解くださいね。
s&p500の買い方を教えて?
日本でs&p500に連動するインデックスファンドを買う場合、投資信託とETF(上場投資信託)があります。
s&p500はあくまで指数なので、証券会社で連動する商品を買うということです。
投資信託には主に次の商品があります。
・iシェアーズ 米国株式インデックス 運用会社:ブラックロック・ジャパン
・SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド :運用会社:SBIアセットマネジメント
・eMAXISSLIM 米国株式(S&P500) 運用会社:三菱USJ国際投信
・iFree S&P500インデックス 運用会社:大和アセットマネジメント
・米国株式インデックス・ファンド 運用会社:ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ
ETFには主に次の商品があります。
海外はドルで、国内は日本円で買います。
・SPDR S&P500(SPY) 海外ETF
・iShares Core S&P500 ETF(IVV) 海外ETF
・Vanguard S&P500 ETF(VOO) 海外ETF
・上場インデックスファンド米国株式 国内ETF
・SPDR S&P500 米国株 ETF
・iシェアーズ S&P500 米国株 ETF 国内ETF
・上場インデックスファンド米国株式(S&P500)為替ヘッジあり 国内ETF
これらの投資信託は、初心者でも取り組みやすく、設計された商品を購入するだけで良いというメリットがあります。
購入後に複数の銘柄に分散投資されるので、購入銘柄の情報を詳細に調査するということも必要ありません。
分散することによって、投資リスクを最小限に抑えることがある程度可能です。
ただし、あくまで長期向けの投資であり、市場平均以上や短期間でのリターンの見込みは望めないことを理解して投資してくださいね。
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